boockのブログ

コロナで読書をするようになりました。読んだ本の感想やいいなと感じたところなど紹介していきます。

広告とスポーツ噺 著者岡康道

今回紹介するのは、広告とスポーツ噺という本です。著者の岡さんは、広告業界で働くスポーツ大好きおじさんです。(失礼な言い方してすみません)そんな岡さんの独特な考えや偏見が書かれている本になります。特にスポーツの中でも野球に対する熱量は半端ない様に感じました。居酒屋でおじさんが、スポーツについて熱く語っているところを覗き見した様な本です。

この本は、自分自身広告に興味があり手に取った本でした。広告業界でアイデアを出してもなかなか採用されない事の難しさ、消耗品となる広告への向き合い方などから、決して華々しい面だけでなくそうでない部分の方が多いように感じました。

個人的に1番印象深い内容は、日大のタックル問題について書いてあった部分でした。

 

コンタクトスポーツとは、常に暴力の近くにある。その世界で無法化を防ぐ為にルールがあり、審判がいる。しかし、ルールも審判も集団の意志の前では無力になる。その意思が勝利というものの先にある暴力に対して意識が強くなった時、コンタクトスポーツは暴力と化す。そして、大勢の観客の前で行われるその行為はただのリンチである。

 

という内容のものです。スポーツへの愛がある著者だからこそ、何か重みがある言葉に思いました。

 

スポーツが好きな人、広告業界に興味がある人などなど少しでも惹かれる部分があったら読んでみてはいかがでしょうか?

では✋

 

https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1c33e7e7.6ac57613.1c33e7e8.13ef4f13/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F16238096%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjB9

ファクトフルネス

今回紹介するのは、ファクトフルネスという本です。昨年かなり売れた本でもあるので、知ってる方や見た事ある方も多いのではないかと思います。

 

一言で説明すると、知識のアップデートをする本になるかと思います。

この本は世界の現状をデータに基づいてみていくというものになります。

アフリカは貧しいという見方や、地球はどんどん悪い方向に進んでいっている(環境面で)という多くの人が持っている見方。

どれも間違ってはいませんが、悪い状態からいい状態になったものや、いい状態になろうとしているものも多いというのが、この本には書いてあります。

 

そして、要所要所に世界の現状クイズ?みたいなのがあり、選択問題で出されます。

ただこの問題、大企業の社長や専門家など頭のいい人でも大半が正解できなかった問題です。

それほど、世界の多くの人は世界を知らないということですね。

皆さんも自分がどれだけ知っているか、クイズに答えてから読んでいくと、よりアップデートになるのではないかと思います。

 

ただひとつ言えるのが、僕らが持っている情報も間違いではなく、昔の情報である事が多いようにも感じました。

そういった意味で、知識をアップデートする本になるかと思います。

 

データに基づいて世界を知りたい方、何か理論的な話が好きな方にもおすすめの本です。YouTubeではオリエンタルラジオ中田が、ご自身のチャンネルでこの本の解説動画も出てるので、そちらをご覧になってもいいかなと思います。

 

では✋

 

https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1c33e7e7.6ac57613.1c33e7e8.13ef4f13/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F15747423%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjB9

最後の秘境 東京藝大 著者 二宮敦人

今回紹介するのは、東京藝大という本です。

実は最近まで藝大という言葉すらあまり聞いた事なかった自分が、友人から「藝大生ってやばいらしいよ」ときいて興味を持つようになりました。背表紙に書いてある「卒業生で行方不明になる人多発」という文にも強く引き込まれました。

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著者の二宮さんの奥さんが、藝大出身だったのがこの本を作る事になる大きなきっかけの様に思いました。彼女や同棲者が家具を作ったり、展示会するといったら気にならずにはいられませんよね。しかし、二宮さんの興味を持ってからが凄かった。色々な学科の藝大生にインタビューをしていきます。最初は奥さんの知り合いからインタビューしていきましたが、次第に自分からアポを取ってインタビューします。この情熱はどこから来るのかと度々思いました。

 

内容については、工作系や音楽系など様々な方のインタビューが書いてあります。声楽科はチャラいとか口笛だけを武器に藝大に合格した人、合格者のセンター試験の点数は多くの人が3割程度、、などなど。

出てくるエピソードや考え方は、インパクトが強いものばかり。馬鹿と天才は紙一重と言いますが、それを強く感じました。ただこの人たちの考えは単発的なものが少なく、どれも深く追求している印象を受けました。そして、抜けてるところも多いけど、心が繊細な人が多い様にも思いました。間違いなく、自分の周りには居ないような人たちばかり。

藝大について興味ある方だけでなく、建築やデザインを学んでいる方にもおすすめの本です。

では✋

 

https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1c33e7e7.6ac57613.1c33e7e8.13ef4f13/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F15836410%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjB9

流浪の月 著者凪良ゆう

今回紹介するのは、凪良ゆうさんの流浪の月という小説。たしか本屋大賞にも選ばれた作品で、知っている人、見た事ある人も多いのではないでしょうか?

内容について

主人公の少女が、小学生の頃から大人になるにつれてのストーリーです。個性的な両親と3人で幸せに暮らしているシーンから始まります。そこから家族が崩壊し、祖母の家に引き取られることになります。新しい環境になかなか馴染ず、家族からの性暴力も経験する主人公。学校では友達は出来ますが、そこまで心は開けてない様子。その友達とよく行く公園には、いつも1人の青年が居てこっちをじっとみてきます。友達との会話でも、「あの人はロリコンだからついていったら何させるか分からない。だから絶対に1人にはならない様に。」と注意し合ってました。

しかし主人公の少女はある日、新しい家庭環境に耐えられず家出をしてしまいます。向かったのはいつもの公園。そして向こうベンチには、あの青年が。しばらくして、こっちに近づいてくる青年。目の前に立ち「うちにくる?」と聞く青年に、少女は首を縦に振ります。

この行為が主人公、青年2人の人生を大きく変えることに。LGBTなどは段々認知・理解される様になってきましたが、ロリコンなどの年齢による区別の仕方は犯罪に近い認識の人が多いと思います。自分もその1人です。こういった事象に限らず、世の中の大半の人が普通だと思っている価値観などが全ての人に共通する価値観ではありません。

洗剤のCMでよく見かける99.9%汚れが落ちるという広告は、もし汚れが落ちなかった場合に備えて0.01%残しておくという話を聞いたことがあります。

この社会においても、その0.01%の価値観を持っている人は居ますし、自分自身もその少数派になるかもしれません。当たり前とか普通という言葉の定義は、非常に曖昧なものだと感じました。

この著者の他の作品も知っている友人は、BLをテーマにした作品もあると言っていました。この作品をまだ読んだことの無い方は是非読んでいただきたいですし、読んで興味を持った方は、他の作品も読んでみてはいかがでしょうか?

では✋

 

<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1c3a3985.a05f4a83.1c3a3986.48c09997/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbookfan%2Fbk-4488028020%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjB9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener" style="word-wrap:break-word;" >流浪の月/凪良ゆう【1000円以上送料無料】</a>

30代で年収3000万達成を実現した300人に聞いた稼げる人稼げない人

今回は最近読んだ

30代で年収3000万を実現した300人に聞いた!稼げる人・稼げない人

という本について

タイトルの数字が30とか300とか何か3の縛りでも入れてるのかなって、思って読みました。

 

この本は、著者の竹内さんが一年半という歳月を費やし、30代で年収3000万達成した人にインタビューした内容をまとめた本になります。(対象は2代目の方や後継者の方を除いた人たちです。)

 

個人的に印象に残った3点を紹介します。

・成功者は多読家と全く読まない人と極端に別れる

・強みと社会のニーズを合わせる

・読書はバーチャルな弟子入り

 

一つ目の読書に関する点は、意外でしたね笑。9割くらいが多読家だと思っていたんですけど、10冊以上が39.3%で3冊以下がほぼ半分でした。でも確かに、趣味と仕事でメリハリつける経営者の方もイメージできるか、、カリスマ経営者的な感じで

 

二つ目は、起業を考えている人に向けた成功者からの言葉ですね。過去を振り返りどういった強みを持っている人間なのかと、社会のニーズを合わせることが起業の第一段階みたいな感じだと思います。

 

最後は、具体的に何からすべきかという話の時に出てきました。”好きを磨け”とか”まずは行動しろ”など五つの項目が挙げられ、その中の”弟子入りしろ”という項目に関係してきます。弟子入りし本気で働くことで、成功者になれた方のインタビューを交えて展開されていきますが、いやでも人の下で自由なく働くのやだわと思っている人に向けた言葉です。それなら、弟子入りしないでその道の本を読めということですね、

ちなみに、お笑い芸人の方だと弟子入りする人が結構多いみたいですね、

志村けんさんとかバナナマン設楽さんは、先輩芸人に弟子入りしてたとか

 

そんな感じでちょっとでも気になった方、起業に興味ある方はぜひ!一応概要貼っておきます。

では✋

 

<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1c33e7e7.6ac57613.1c33e7e8.13ef4f13/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F6885622%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjB9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener" style="word-wrap:break-word;" >30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人稼げない人 [ 竹内正浩 ]</a>

明け方の若者たち カツセマサヒコ

先日買った明け方の若者たちという本を紹介します。著者のカツセマサヒコさんは、好きなライターさんです。ツイッターで知り合いが、いいねをたくさんしてたのがきっかけで知りました。あの○○さんがいいねしました、ていうやつです。

ちなみに、この作品がカツセさんのデビュー作になるみたいです。今ならまだ古参者ぶれるのでは?笑  

肝心の内容について、物語は主人公が社会人になる辺りから始まります。内定勝ち組の飲み会で、社会人になる上で希望や期待を抱いてるシーンがあります。そこにいた1人の女子が予定があると言い、先に帰ります。勝ち組飲み会のノリに入りきれていなかった主人公はひとりカウンターで店主と話してます。そこで、携帯に着信があります。開くと先に帰った女子から。文面に

私と飲んだ方が楽しいかもよ?笑

そして、この文章から始まる恋愛ストーリーてな感じです。

ただ個人的には、社会人になって雑用ばかりやらされる主人公の様子や、親友との愚痴の言い合いなど何か作られた感じの無い、自然な日常風景を綺麗に描写されてる印象を受けました。月9のような、ラブコメの様な甘い恋愛ではなく、望んでもないのに知り合いのカップルがSNSで報告する日常や、よくツイートされる上司や会社に対する愚痴を物語に上手く織り交ぜた様な作品です。いやあ、わかりづらい説明ですね。笑  でもそれくらい、ありそうな日常の風景だと思いました。ストーリーに出てくる下北や明大前の風景は、わかる方も多いのでその風景をイメージされる方もいるのではないかと思いました。

一応下にリンク貼っておくので、興味ある方はぜひ!

今は、2作目が早く出される事を期待してます。

今回はこんな感じで終わりまーす。では、✋

 

https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1c33e7e7.6ac57613.1c33e7e8.13ef4f13/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F16332656%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjB9

言語化力

初めての投稿になります、今回紹介する本は、言語化力(著者三浦崇宏さん)です!
三浦さんは、博報堂という広告代理店を経て株式会社GOを立ち上げました。数々の賞を受賞している今注目のクリエーターの方です。

SNSを使わない日はなく、膨大な量の情報が溢れる現代において、言葉の重要さを改めて理解しようという本になります。多くの著名人や歴史上の人物、また著者が出会ってきた方の名言がたくさん出てくるので、そこもこの本の魅力のひとつです。
印象に残った3点から紹介します。

・自分のスタンスをつくる
・言葉の価値は変化の方向と距離
止揚

1つ目、これは自分が絶対に曲げたくないものとどんな社会になって欲しいかの2点から考えます。そうすることで、自分のスタンス(軸の様なもの)がハッキリします。就活経験者なら分かる、就活の軸の作り方みたいな感じですかね。じゃあこのスタンスを貫くどうなるか?ということなんですけど、自分の考えや意見がスムーズに生まれる様になります。以前、西野亮廣さんが本に書いてた(革命のファンファーレより)信用の構築という考えに近いのかなとも思いました。言うことに矛盾点が多いと、信用される発言は出来なくなりますよね。
スタンスが出来たら、事象の抽象化、感情の起伏を感じ、言葉にする作業が必要になります。伝え方が9割という本がありますが、大事なのは伝えなくてはいけない1割の中にあります。詳しいことは、ぜひ手に取って読んでみてください。
2つ目、
言葉はどれだけの人の感情を動かせたかということです。その人が会社が、その言葉によってどれくらい変化したかということで言葉の価値は決められると言っています。じゃあ人を動かすにはどうするの?ていうことなんですけど、明確化と主語の2点を意識した発言になります。目的を明確にし、その目的までのプロセスも明確にします。また頑張れじゃなくて頑張ろうと言ったように、weの視点で言う様にします。以前、中田敦彦さんがつまらない話をする人の特徴で自慢・長い・抽象的ということを言ってました。明確にするというのは、抽象的な話はつまらないよということでもあるでしょうね。
3つ目、これは主に話し合い、討論の場面での考えです。意見の対立というのは経験したことがある人も多いと思います。その時、妥協する妥協させるという考えより、どっちでもないよりよい意見を探そうということです。aとbの意見が対立してたらどっちかを通すより、cというよりよい案を考えるということです。

以上、印象に残った3点から簡単に紹介しました。
違う本からですが、"読書の特徴として読んでいる最中の楽しさはゲームとかYouTubeなど他の方が上かもしれないが、読んだ後の満足感や充実感で他に勝るものはない"というのを読んだことがあります。空いてる時間に少しでも充実感を得たいと思っている方は、読書という選択肢も考えてみてはいかかでしょうか?

では、また次の投稿で。