boockのブログ

コロナで読書をするようになりました。読んだ本の感想やいいなと感じたところなど紹介していきます。

流浪の月 著者凪良ゆう

今回紹介するのは、凪良ゆうさんの流浪の月という小説。たしか本屋大賞にも選ばれた作品で、知っている人、見た事ある人も多いのではないでしょうか?

内容について

主人公の少女が、小学生の頃から大人になるにつれてのストーリーです。個性的な両親と3人で幸せに暮らしているシーンから始まります。そこから家族が崩壊し、祖母の家に引き取られることになります。新しい環境になかなか馴染ず、家族からの性暴力も経験する主人公。学校では友達は出来ますが、そこまで心は開けてない様子。その友達とよく行く公園には、いつも1人の青年が居てこっちをじっとみてきます。友達との会話でも、「あの人はロリコンだからついていったら何させるか分からない。だから絶対に1人にはならない様に。」と注意し合ってました。

しかし主人公の少女はある日、新しい家庭環境に耐えられず家出をしてしまいます。向かったのはいつもの公園。そして向こうベンチには、あの青年が。しばらくして、こっちに近づいてくる青年。目の前に立ち「うちにくる?」と聞く青年に、少女は首を縦に振ります。

この行為が主人公、青年2人の人生を大きく変えることに。LGBTなどは段々認知・理解される様になってきましたが、ロリコンなどの年齢による区別の仕方は犯罪に近い認識の人が多いと思います。自分もその1人です。こういった事象に限らず、世の中の大半の人が普通だと思っている価値観などが全ての人に共通する価値観ではありません。

洗剤のCMでよく見かける99.9%汚れが落ちるという広告は、もし汚れが落ちなかった場合に備えて0.01%残しておくという話を聞いたことがあります。

この社会においても、その0.01%の価値観を持っている人は居ますし、自分自身もその少数派になるかもしれません。当たり前とか普通という言葉の定義は、非常に曖昧なものだと感じました。

この著者の他の作品も知っている友人は、BLをテーマにした作品もあると言っていました。この作品をまだ読んだことの無い方は是非読んでいただきたいですし、読んで興味を持った方は、他の作品も読んでみてはいかがでしょうか?

では✋

 

<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1c3a3985.a05f4a83.1c3a3986.48c09997/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbookfan%2Fbk-4488028020%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjB9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener" style="word-wrap:break-word;" >流浪の月/凪良ゆう【1000円以上送料無料】</a>