boockのブログ

コロナで読書をするようになりました。読んだ本の感想やいいなと感じたところなど紹介していきます。

言語化力

初めての投稿になります、今回紹介する本は、言語化力(著者三浦崇宏さん)です!
三浦さんは、博報堂という広告代理店を経て株式会社GOを立ち上げました。数々の賞を受賞している今注目のクリエーターの方です。

SNSを使わない日はなく、膨大な量の情報が溢れる現代において、言葉の重要さを改めて理解しようという本になります。多くの著名人や歴史上の人物、また著者が出会ってきた方の名言がたくさん出てくるので、そこもこの本の魅力のひとつです。
印象に残った3点から紹介します。

・自分のスタンスをつくる
・言葉の価値は変化の方向と距離
止揚

1つ目、これは自分が絶対に曲げたくないものとどんな社会になって欲しいかの2点から考えます。そうすることで、自分のスタンス(軸の様なもの)がハッキリします。就活経験者なら分かる、就活の軸の作り方みたいな感じですかね。じゃあこのスタンスを貫くどうなるか?ということなんですけど、自分の考えや意見がスムーズに生まれる様になります。以前、西野亮廣さんが本に書いてた(革命のファンファーレより)信用の構築という考えに近いのかなとも思いました。言うことに矛盾点が多いと、信用される発言は出来なくなりますよね。
スタンスが出来たら、事象の抽象化、感情の起伏を感じ、言葉にする作業が必要になります。伝え方が9割という本がありますが、大事なのは伝えなくてはいけない1割の中にあります。詳しいことは、ぜひ手に取って読んでみてください。
2つ目、
言葉はどれだけの人の感情を動かせたかということです。その人が会社が、その言葉によってどれくらい変化したかということで言葉の価値は決められると言っています。じゃあ人を動かすにはどうするの?ていうことなんですけど、明確化と主語の2点を意識した発言になります。目的を明確にし、その目的までのプロセスも明確にします。また頑張れじゃなくて頑張ろうと言ったように、weの視点で言う様にします。以前、中田敦彦さんがつまらない話をする人の特徴で自慢・長い・抽象的ということを言ってました。明確にするというのは、抽象的な話はつまらないよということでもあるでしょうね。
3つ目、これは主に話し合い、討論の場面での考えです。意見の対立というのは経験したことがある人も多いと思います。その時、妥協する妥協させるという考えより、どっちでもないよりよい意見を探そうということです。aとbの意見が対立してたらどっちかを通すより、cというよりよい案を考えるということです。

以上、印象に残った3点から簡単に紹介しました。
違う本からですが、"読書の特徴として読んでいる最中の楽しさはゲームとかYouTubeなど他の方が上かもしれないが、読んだ後の満足感や充実感で他に勝るものはない"というのを読んだことがあります。空いてる時間に少しでも充実感を得たいと思っている方は、読書という選択肢も考えてみてはいかかでしょうか?

では、また次の投稿で。